くらげーぬの旅行記録

ほぼ交通機関による限界旅行記録

HOKKAIDO LOVE!パス② 大洗~苫小牧~函館編

北海道旅行 出発から2日間の記録

 

前回

 

出発~大洗観光

4/29

ついに待ちわびた出発の日!
出港は19:45だが、2時間前までに手続きを済ませる必要があるのと、神磯の鳥居に寄りたかったので、家を11時前には出発した。

もちろん水戸まで「ひたち・ときわ」には乗らず、新橋から鈍行で向かう。
3時間以上かかるが、これくらいは慣れたものである。


水戸で鹿島臨海鉄道に乗り換え、無事に大洗駅に到着。
バスを待つ間、駅併設のカフェでクリームソーダをいただいた。
天候によってソーダの色や味が変わるらしい。

クリームソーダ

この日は雨だったので、雨の日のソーダ。青色がきれい。

r.gnavi.co.jp

 

 

バスに乗って大洗磯前神社まで移動。料金が100円なのが嬉しい。
途中停留所であるアクアワールドには雨にも関わらず、多くの人が訪れていた。次に大洗に来るときはぜひ訪問したい。

神磯の鳥居

神磯の鳥居。打ち寄せる荒波の中、堂々とした佇まいが神々しくて格好いい。

 

次のバスが来る1時間後まで、大洗ホテル別館のカフェで思う存分に眺めていた。
雨は酷いものの、以前訪問したときより波は穏やかで、船酔いを心配していたので少し安心する。後にこれが大間違いだったと判明するが……


アクアワールドから乗車した客が多かったようで、バス内の湿気と乗車率がすごいことになっていたが、17時頃予定通りフェリーターミナルに到着し、乗船手続きを済ませた。
低気圧の影響により、船が揺れるため大浴場が使えない可能性があることを伝えられる。


就航50周年グッズをもらえた。旅行でクリアファイルは重宝するので嬉しい。

 

フェリー さんふらわあ 船内

乗船!
今回はコンフォートを予約した。14,920円。
思ったより広々としていて、テレビも付いていて快適だった。
荷物を置いて船内を散策。高級感もあり、青がアクセントになっていておしゃれな内装。

さんふらわあ ふらの


船内レストランでバイキング形式の夕飯をいただく。
バイキングではつい全種類とってしまう癖があるのだが、あまり食べすぎると吐いてしまう可能性が高いので、泣く泣く8割くらいにとどめた。

やたらアスパラガスが多い。
天ぷら、グラタン、オーロラソースがけ、カルパッチョ……

様々なメニューがあってどれもおいしい。特にカルパッチョと小籠包がよかった。
セーブしたつもりだったのだが、結構お腹がいっぱいになった。特にチキンが大きくて脂っこかったので、お腹を壊さないか心配になる。
ちょうど食べ終わる頃、離岸し始めた。いよいよ出港である。

心配していた船の揺れも大したことはなかった。

防波堤を超えるまでは

防波堤を超えた瞬間、船が大きくゆっくり左右に傾きはじめ、プロムナードを歩く人々がよろめいた。

ショップを物色したかったが、乗船前に酔い止めを飲んでいるとはいえ満腹だし、立っているのが精いっぱいだし、念のためエチケット袋をもらって、早々にベッドで休むことにした。

 

……出港から30分で、お腹を壊したし夕飯を戻しました。
そこから朝までの記憶はおぼろげである……。ただ苦しかったことだけは覚えている。

 

 

翌朝

 

夜が明け、波は穏やかになっていた。
20時くらいから気絶寝ていたので、わりと気分はスッキリしていた。エチケット袋4枚使ったけど。

朝食の時間が迫っていたので、レストランへ向かう。
色とりどりの魅力的なメニューが並んでいるが、少しでも油分を取ったら吐く危ない気がするので、さっぱりした品だけを食べることにした。こんな悲しいことあるかよ……
(クロワッサンはそっと部屋に持ち帰って下船直前に食べました。大変美味しかったです。もっと食べたかったな……)

ミニトマトとフルーツポンチとオレンジジュースが救い。

 

朝食を食べて一息ついた後、大浴場に向かった。
左舷側で、大海原とおそらく北上高地あたりの山々が見えて眺めは最高!

……なのだが、洗い場がありえないほど寒い。
空気を循環させているからなのか、理由はわからないが全裸の人間がいていい室温ではなかった。露天風呂並みに寒い。素早く体を洗い、湯舟に浸かる。極楽~

水風呂がついていないのが残念だが、「さっぽろ/ふらの」にはサウナがある。
360°海に囲まれてのサウナはめちゃくちゃ気持ちいいのでぜひ入ってみてほしい。

 

 

風呂を上がった後、展望デッキへ向かった。
昨晩の雨雲はどこにもなく、晴天で空も海も青くいい気分である!
しかし、風が!めちゃくちゃ!強い!
何かにつかまっていないと転びそうな強風だったので、写真を数枚撮って、下船まではテレビを見ながら寝っ転がっていることにした。

青い空!白い雲!絵に描いたようないい天気

 

 

苫小牧

14:30ごろ、予定時刻より1時間遅れ、苫小牧港に到着した。
予定では14:16苫小牧発の特急北斗14号で函館に向かうはずだったが、もう出発した後なので次の15:29発 北斗16号に乗車することにした。

しかし、駅までのバスは15:50くらい発。到底間に合わない。

……フェリーターミナルから苫小牧駅までは4.5km程度である。1時間。歩けばぎりぎり行けるんじゃない!?
哀れなことに、タクシーに乗るという頭はないのである。


結論から言うと、北斗16号に乗ることは出来なかった。
路面状況が悪かったのと強風にスーツケースが煽られたことで、思うほど歩行速度が出なかった。そういえば7日分の荷物持ってるんだったね。あとお腹空いてたし。
駅まであと700mほどの線路脇で過ぎ去る北斗を見送った。

 

ありがたいことに室蘭本線函館本線は本数が多いので、さらにその次の16:22発 北斗18号に乗車することができた。函館の予定到着時刻は19:24である。遅くなっちゃうな……。

防雪仕様のエレベーター。冬は大変なんだろうな……

謎のPRキャラクター。どこを向いているかわからなくてちょっと怖い。HOKKI POWER!



特急北斗(261系)
道中の大沼(小沼)がマジックアワーで綺麗でした。



 

函館

本日の最終地、函館に到着!
市電24時間きっぷを使用して、十字街へ向かう。

WEBで購入できるのでありがたい。降車時に運転手に見せるだけ。

十字街で市電を降りて函館山ロープウェイに向かったのだが、スーツケースを引きながらの坂道、相当キツい。おまけにゴロゴロ言うのでとても目立つ。周りにこんな狂人はいない。軽装のカップルまみれである。
駅のロッカーに預けることが出来ればよかったのだが、ホテルが五稜郭付近のため、回収しに駅で降りると終電がなくなってしまう可能性があった。(後から思えば一晩だけ必要な荷物を抜いて預けてしまえばよかったのだが)

息を乱しながらも山麓駅に到着し、チケットを購入する。ものすごく人が並んでいる。登山側は20分ほど待てばいいらしいが、下山側は1時間待ちらしい。まーじか。GW2日目の晴れの函館を舐めていた。
下山後、谷地頭温泉に入りたかったが到底無理そうなので、今日は展望台の観光だけになる。

待機列は思ったより早く消化され、サクサクと進むことが出来た。
ゴンドラを間近で見るとかなり大きかった。調べたところ最大で125人乗れるらしい。早いわけだ。

ロープウェイ上昇中ですでに素晴らしい夜景が見える。感嘆の声が上がる。
昔、くびれの部分は函館山ではなく函館全体(亀田半島)だと思っていた。勘違いしてた人…いるよね……?

ものの数分で山頂に到着し、展望台へ向かう。人が多い……。
お行儀よく前の人に続いて階段をのぼると……

 

 

お、

 

おお、

 

おおお~~~!!

 

きれい!とてもきれい!
100万ドルの夜景を名乗るだけのことはある。様々な建物の光が輝いている。駅や五稜郭タワーまでハッキリ見える。

ほとんどの人は、友人だったり家族だったり、はたまた恋人だったりと自撮りをしたりワイキャイ騒いだりしているが、残念ながらスーツケースとともに一人で登山する狂人だったので、黙々とシャッターを切り続けていた。

 

名残惜しいが帰りの路面電車がなくなってしまうので、滞在時間もほどほどに下山することにした。まあロープウェイに乗るまでに1時間かかるんですけどね。

待機列がとぐろを巻いている

 

無事終電がなくなる前に下山し、宿にチェックイン。
この日泊まったホテルの名前が「ホテルテトラ」だったんですけど、なぜなんでしょうね……五稜郭の前なのに……。

テトラ(tetra)とは

テトラ (曖昧さ回避) - Wikipedia


夕ご飯は塩とんこつラーメンをいただきました!
ここ一年で食べたラーメンで一番美味しかった。本当に。

塩加減がちょうどいい。750円。

 

r.gnavi.co.jp



残念ながら温泉には入れなかったので、ユニットバスで疲れを癒す。
明日は朝起きられたら朝市に行きたいけれど、たぶん無理なので五稜郭に向かいたいですね!

風呂上がりは牛乳に限る

 


4/30の記録
船移動距離:4/29と合わせて750kmくらい
鉄道移動距離:237km
本来の運賃+特急料金:7,700円
歩数:14,797歩

 

 

続き

kuragenu.hatenablog.com